多才すぎる芸人!ラランドサーヤさんが好きな本・影響を受けた本

多才すぎる芸人!ラランドサーヤさんが好きな本・影響を受けた本

作成日:2023/04/23 09:04 / 更新日:2023/05/21 12:05

今人気の若手芸人、ラランドサーヤさん。

川谷絵音さんとバンド「礼賛」を組んで音楽活動も行うなど、その多才さでも知られています。

今回はそんなラランドサーヤさんの好きな本・影響を受けた本をまとめました。

ラランドサーヤさんは漫画は読まない

サーヤさんは2021年5月1日の自身のツイッターにて、今まで全く漫画を読んでこなかったと仰っています。

ただデスノートは全巻買ったとも仰っていますね。

漫画を全く読んでこなかった人生だからGWは色んなの読んでみることにした とりまデスノート全巻ポチった明日届く

引用 : https://twitter.com/sa___yaah/status/1388447852339163136

ラランドサーヤさんの好きな小説

円卓


作品情報

「円卓」は西加奈子さんによる作品。

2011年に初版が発行されました。

あらすじ

狭い公団住宅に、中華屋から譲り受けた赤い大きな円卓で食事をする華原家は、頑固で文字好きの祖父、明朗快活な祖母、ハンサムで阿呆な父と美人で阿呆で素直な母、それに中2の美人の三つ子の姉の8人家族。みんなこっこがかわいくてしょうがなく、何かと構うが、こっこは反骨精神豊かに「やかましい!いろいろと」「なんで、て聞くなやボケが」と心で思う。

こっこの尊敬する人物は、祖父の石太と、同じ公団に住む同級生のぽっさん。ぽっさんの吃音を、こっこは心から美しいと思う。吃音や眼帯をした同級生のものもらい、韓国人の同級生の不整脈をかっこいいと憧れ、それを真似したときに、「こっこはなんでそんな風なんや」と大人に怒られてしまう。しかしこっこは感じる。なぜかっこいいと羨んでやったことがいけないのか。こっこはぽっさんに相談し、人の痛みや言葉の責任について、懸命に「いまじん」するのだった。そうして迎えた夏休みの祖母の誕生日。ぽっさんにも「言わない」出来事がこっこに起きて――。

世間の価値観に立ち止まり、悩み考え成長する姿を活きのいい言葉でユーモラスに温かく描く。

出典 : https://amzn.to/3Aj8WIu

ラランドサーヤさんのコメント

サーヤさんは2021年4月5日更新のタウンワークマガジンの記事、「サーヤさん(ラランド)に聞く、大学生のうちに読むとタメになる【この3冊】」にて、「特に好きな作家」の一人として西加奈子さんを挙げています。

——普段はどんなジャンルの本をよく読まれるのでしょうか?

特にジャンルは決めていませんが、作家でいうと西加奈子さん、綿矢りささんが好きです。他にも、詩集や、ビジネス書、広告やクリエイティブ関係の本も読みますが、課題のための文献も含めると大学生の頃が一番多く本を読んでいたと思います。

西加奈子さんの作品の中でも、「円卓」は一番好きな作品と仰っています。

——2冊目は、西加奈子さんの小説『円卓』を挙げていただきました。 『円卓』は西加奈子さんの小説の中でも一番好きな作品です。小学3年生の女の子が主人公なのですが、自我が目覚める時期の心情がリアルに描かれています。登場人物のキャラクターも濃くて、特に物語の始まりが好きなんです。 ——少しだけ触りを教えてもらえますか? 眼帯をしてきた子の周りにクラスメイトが集まってワイワイしている光景を見た主人公の女の子が“自分も、ものもらいになりたい!”と思うという始まりでした。文章を読んで、自意識が芽生えだした頃の気持ちがあまりにくっきりと描かれていることに衝撃を受けたんです。 人の病気を見て“同じ病気にかかりたい”と感じる人はなかなかいないと思いますが(笑)、そういう大人になる過程でなんとなく薄れていく、他人と比べてしまう気持ちとか、そこで感じる嫉妬心などが浮き彫りになっているところに惹かれました。

出典 : https://townwork.net/magazine/life/110765/

白いしるし


作品情報

「白いしるし」は西加奈子さんによる作品。

2010年に初版が発行されました。

あらすじ

好きすぎて、怖い。この気持ち、ばくはつ寸前! 失恋だらけの32歳独身♀。また恋に、落ちた。痛い記憶を引きずり出す、超全身むきだし愛!

女32歳、独身。誰かにのめりこんで傷つくことを恐れ、恋を遠ざけていた夏目。間島の絵を一目見た瞬間、心は波立ち、持っていかれてしまう。走り出した恋に夢中の夏目と裏腹に、けして彼女だけのものにならない間島。触れるたび、募る想いに痛みは増して、夏目は笑えなくなった──。恋の終わりを知ることは、人を強くしてくれるのだろうか? ひりつく記憶が身体を貫く、超全身恋愛小説。(解説・栗田有起)

出典 : https://amzn.to/3LkE0hg

ラランドサーヤさんのコメント

こちらもタウンワークマガジンの記事、「サーヤさん(ラランド)に聞く、大学生のうちに読むとタメになる【この3冊】」にて、サーヤさんは「大人の恋愛の作品」「読み手の年代によって共感する部分が変わるのが面白い」と仰っています。

追体験が出来るのは大きな魅力だと思います。ちなみにもう1冊、社会人になってから読んだ西加奈子さんの小説『白いしるし』も、すごく好きな作品です。 こっちは大人の恋愛で、取り返しがつかないくらい相手を好きになっていく女性のお話なのですが、読み手の年代によっても共感する部分が変わっていくのが面白いなと思います。

また、「西加奈子さんの小説は自分に置き換えられる部分が多い」「人には話せない葛藤、恥ずかしくなるような思いをしてるのは自分だけじゃないと感じられる本」と絶賛しています。

——読む人の状況によっても感じ方が変わっていきますね。 そうですね。特に西加奈子さんの本は、小さい頃から大人になった今でも、小説によって自分に置き換えられる部分がとてもたくさんあります。 大学時代は未来への不安や、自分自身のことについてまだまだ悩むことが多い時期だし、大人になる成長過程だと思うんです。 私の場合はこの2冊をあげましたが、それぞれに共感できる本を見つけてもらえたらと思います。 特に、なかなか人には話さないような葛藤や、恥ずかしくなるような思いを持っているのは自分だけじゃないと感じられることは大きな安心材料になると思います。

出典 : https://townwork.net/magazine/life/110765/

綿矢りささんの小説

ラランドサーヤさんのコメント

またこちらもタウンワークマガジンの記事、「サーヤさん(ラランド)に聞く、大学生のうちに読むとタメになる【この3冊】」にて、好きな作家として綿矢りささんを好きな作家として挙げています。

ただ具体的な作品名は挙げておらず、様々な記事・SNS投稿を探しましたが具体的な作品名は見つかりませんでした。

特にジャンルは決めていませんが、作家でいうと西加奈子さん、綿矢りささんが好きです。他にも、詩集や、ビジネス書、広告やクリエイティブ関係の本も読みますが、課題のための文献も含めると大学生の頃が一番多く本を読んでいたと思います。

出典 : https://townwork.net/magazine/life/110765/

ラランドサーヤさんの好きなビジネス書

ファンベース


作品情報

「ファンベース」は佐藤尚之さんによる作品。

2018年に初版が発行されました。

あらすじ

人口急減やウルトラ高齢化、超成熟市場、情報過多などで、新規顧客獲得がどんどん困難になっているこの時代。 生活者の消費行動を促すためには「ファンベース」が絶対に必要だ。 それは、ファンを大切にし、ファンをベースにして中長期的に売上や価値を上げていく考え方であり、その重要性と効果的な運用の方法を、豊富なデータや事例を挙げて具体的に紹介する。 『明日のプランニング』に続く、さとなおの最新マーケティングの必読書。

出典 : https://amzn.to/3n0IDDN

ラランドサーヤさんのコメント

サーヤさんは2021年4月5日更新のタウンワークマガジンの記事、「サーヤさん(ラランド)に聞く、大学生のうちに読むとタメになる【この3冊】」にて、「自分を客観的に見て表現する方法、人との関わり方がわかりやすく書いてある」と仰っており、影響を受けた本の一冊として挙げています。

——では、これまでにサーヤさんが影響を受けた本の中でも、大学生のうちに読んでおくとタメになりそうな3冊を教えてください!

1冊目は、**佐藤尚之さんの『ファンベース』**です。ファンを大切にして長期的に売り上げや価値観をあげていくというビジネス書なのですが、数字ばかりを追った難しい内容ではなく、自分自身を客観的に見て表現をする方法や、人との関わり方などが分かりやすく書かれています。

また、サーヤさんは「色々なPR活動があるけど、その前に自分自身を客観的に見て表現方法を学ぶ事が大事だ、という発想が新鮮だった」「就職活動にも役立つと思う」と仰っています。

——具体的には、どういった点に共感したのでしょうか?

ラランドとしても、“どうしたらたくさんの人を魅了してファンを増やしていけるだろう”と考えていた時期でしたし、広告代理店で働いていた私にとって「世の中には色々なPR活動や方法があるけれど、そういったものに頼る前に、まずは自分自身を客観的に見て表現方法を学ぶこと。そして好きになってくれたコアなファンを大切にすることが大事だ」という発想は、すごく新鮮でした。自分を知ることで、表現方法を見つけるという意味では就職活動にも役立つと思います。

出典 : https://townwork.net/magazine/life/110765/

ラランドサーヤさんの好きな詩集

わたしが一番きれいだったとき


作品情報

「わたしが一番きれいだったとき」は茨木のり子さんによる作品。

2010年に初版が発行されました。

あらすじ

強く、潔く、胸を張って生きていくためには、

ときに励まし、ときに寄り添い、

ときに戒めてくれる「言葉」が必要なのではないでしょうか。

茨木のり子さんは戦後を代表する女性詩人。

その詩ひとつひとつに、時代に屈せず、まっすぐに生きる真摯な姿勢が感じられ、今も多くの女性から支持されています。

本書は、茨木さんの数ある代表作の中でも特に人気の高い5作品を選び、写真と組み合わせた写真詩集です。

モデルとして、若手人気女優の多部未華子さんを起用し、茨木さんの詩の世界を新たな視点から味わうことができます。

これからの時代を生きていく若い女性に繰り返し読んでもらいたい、珠玉の一冊です。

出典 : https://amzn.to/41L4SMA

ラランドサーヤさんのコメント

サーヤさんは2021年4月5日更新のタウンワークマガジンの記事、「サーヤさん(ラランド)に聞く、大学生のうちに読むとタメになる【この3冊】」にて、「自分のダメな部分を人のせいにするなと綴られており、最後の部分に毎回ハッとさせられる」「この本を読んでから自分の機嫌がとれないのは自分のせいだと気付いた」と紹介しています。

——3冊目は詩集ですか?

茨城のり子さんの詩集『わたしが一番きれいだったとき』に収録されている、『自分の感受性ぐらい』という詩が好きで、学生時代に学校の教科書で読んだ時から印象に残っていました。心の乾きや、苛立ちなど、自分のダメな部分を“人のせいにするな”ということが綴られています。特に最後に《ばかものよ》と締めくくられる部分には、毎回ハッとさせられます。

——嫌なことがあると、どうしても何か(誰か)のせいにしがちですよね。

この詩を読んでからは、自分の機嫌がとれないのは自分のせいだと気づけて、普段からイライラしない柔軟性を持つことを心がけるようになりました。大学時代は義務教育とは環境も大きく変わり、人付き合いや、勉強の仕方、進む道など自分自身で何かを選ぶ機会が増えてくる時期だと思うので、何かのせいにしないように心がける意味でも役に立つと思います。

出典 : https://townwork.net/magazine/life/110765

この記事を書いた人

Bookfun

Bookfun管理人

2023年3月より漫画や小説等、本の情報を届けるメディア、Bookfunを運営。
ソース元を可能な限り明記し、信頼出来る記事作成を心がけています。
このメディアを通じて良い本と巡り合えたら幸いです。