【ネタバレ注意】葬送のフリーレン 6話「新年祭」あらすじ・感想
作成日:2023/09/04 20:09 / 更新日:2023/09/05 02:09
ネタバレ
海岸の清掃を引き受けるフリーレン。しかしその意図は?
中央諸国グランツ海峡。
航行の難所であるその海峡には色々なものが流れ着く。
昔は村人が海岸の整備をしていたが、現在は人手が足りずゴミだらけになってしまっていた。
大魔法使いフランメの著書を報酬に、海岸の清掃を引き受けるフリーレン。
しかし依頼主が立ち去った後、フェルンは「それ偽物ですよね」と問いかける。
「フランメの著書に本物なし」と語るフリーレン。
そう、フリーレンは偽物と知っていて引き受けたのだった。
「自分のために引き受けた」と話すフリーレンだが、ここでそれ以上のことは語られなかった。
フェルン、完全にお母さん
三ヶ月が経過した頃。
もう冬の季節になり、街には雪が降り注いでいた。
買い物に出かけ、帰ると散らかったフリーレンの部屋を片付け、フリーレンを起こし、ごはんを食べさせ服まで着せるフェルン。
「これ私完全にお母さんですよね」「勇者御一行との旅はどうしていたんですか?」
寝坊はしょっちゅうだったし、一度怒られたこともあったと話すフリーレンだった。
新年祭と日の出
依頼主との会話。
清掃は順調で、残り三分の一程度だと話すフリーレン。
「新年祭までに間に合いそうですか?」
「今回は日の出を見て頂けると嬉しいです」
そう話す依頼主の老人。
どうやら、新年祭の日に日の出を見る習慣があり、以前フリーレンが村に来た時は起きれずに見れなかったらしい。
清掃を急ぐフリーレン達。
海岸の清掃が完了、徹夜してでも新年祭に参加する意思を見せるフリーレン
ついに海岸の清掃が完了。
依頼主の老人はフリーレンに感謝を述べた。
老人に新年祭の参加の意思を問われ、参加すると答えるフリーレン。
その後、フェルンから太陽が昇る前に起きるなんて不可能だ、と言われてしまう。
それにフリーレンは徹夜をして見ると話す。
興味はないが、だから見て確かめるのだと言う。
フェルンはその言葉にあまりピンと来ていない様子であった。
「君は日の出を楽しめる」そう断言するヒンメル
回想シーン。
ヒンメルに「何故新年祭に来なかったんだ?」「僕達は君にも楽しんでほしかった」と言われるフリーレン。
「ただの日の出を楽しめるとは思えない」と話すフリーレンだったが、ヒンメルは楽しめると断言する。
「君はそういう奴だからだ」そう話すヒンメルだった。
新年祭の日。寝てる…寝てる!!
新年祭の日。
「寝てる…」「寝てる!!」
徹夜すると言っていたフリーレンだったが、フェルンが見ると思いっきり眠っていた。
フリーレンを起こすフェルン。
寝ぼけたフリーレンに「お母さん」と呼ばれる始末。
日の出を眺める二人。ヒンメルがフリーレンは楽しめると断言した理由。
なんとか新年祭には間に合い、日の出を眺める二人。
フリーレンは(綺麗だけど早起きするほどでもないな)とあまり満足いかない様子で、「ヒンメルは私のこと分かってないな」と口にする。
帰って二度寝しようとしたところ、フェルンは満足そうに笑顔で「フリーレン様、とても綺麗ですね。」と話す。
フリーレンも軽く微笑みを浮かべる。
「そうかな。ただの日の出だよ」
「でもフリーレン様、少し楽しそうです。」
「それはフェルンが笑っていたから…」
ここでハッとしたような顔になった後、にっこり笑うフリーレン。
ヒンメルが楽しめると言ったのは日の出それ自体ではなく、仲間と日の出を見る体験のことだったのだ。
「私一人じゃこの日の出は見れなかったな」そうフリーレンは話すのだった。
感想・まとめ
グランツ海峡の新年祭に見る日の出。
ヒンメルが「君は楽しめるよ」と断言した理由を知りたくて、この清掃の依頼を受けたフリーレン。
ヒンメルが言っていたのは、仲間と日の出を見る体験のことだった。
フェルンと日の出を眺めながら、フリーレンはそのことに気付くのでした。
良い回でしたね。
仲間が楽しそうにしているのを見れば、フリーレンも楽しんでくれる。
そうヒンメルは信じていたからこそ、「君は楽しめる」と言ったのでしょう。
ヒンメルは、フリーレンのことをフリーレン以上に理解していたのかもしれません。
あとフェルンのお母さんぷりが発揮された本回。
「徹夜する」と言ってたフリーレンが寝てた時の「寝てる…」「寝てる!!」は笑ってしまいました。
テスト前、「徹夜で勉強する」と思いながら寝てしまった学生時代を思い出します。
次回も楽しみです。
この記事を書いた人
Bookfun管理人
2023年3月より漫画や小説等、本の情報を届けるメディア、Bookfunを運営。
ソース元を可能な限り明記し、信頼出来る記事作成を心がけています。
このメディアを通じて良い本と巡り合えたら幸いです。