【Aマッソ加納】アメトーーク!本屋で読書芸人で紹介した本等まとめ
作成日:2023/04/21 11:04 / 更新日:2023/05/22 13:05
アメトーーク!本屋で読書芸人にも2回連続で出演しているお笑い芸人、Aマッソ加納さん。
読書好きで有名で、ご自身でも「イルカも泳ぐわい。」、「これはちゃうか」の2作を出版しています。
今回はそんな加納さんがアメトーーク!2021年放送回、2023年放送回にて、Aマッソ加納さんが「最近読んだお気に入り本」として紹介した本をまとめました。
アメトーーク!本屋で読書芸人(2021年12月2日放送回)で紹介された本
十二月の十日
作品情報
「十二月の十日」は著:ジョージ・ソーンダーズさん、訳:岸本佐知子さんによる作品。
2013年に初版が発行されました。
あらすじ
中世テーマパークで働く若者、賞金で奇妙な庭の装飾を買う父親……ダメ人間の日常を笑いとSF的想像力で描くベストセラー短篇集。
短くて恐ろしいフィルの時代
作品情報
「短くて恐ろしいフィルの時代」は同じく著:ジョージ・ソーンダーズさん、訳:岸本佐知子さんによる作品。
2011年に初版が発行されました。
あらすじ
脳が地面に転がるたびに熱狂的な演説で民衆を煽る独裁者フィル。
国民が6人しかいない小国をめぐる奇想天外かつ爆笑必至の物語。
ブッカー賞作家が生みだした大量虐殺にまつわるおとぎ話。
ずっと喪
作品情報
「ずっと喪」は洛田二十日さんによる作品。
2018年に初版が発行されました。
あらすじ
過疎化が進み、観光資源もないわが村。村おこしの秘策は「桜前線を断ち切って村に留めてしまおう」だった。成功すれば一年じゅう桜が咲くはずだ。(「円い春」)
雄太郎には生まれたときから母がいない。技師である父親は、彼のために「義母」を作るのだが……。(「義師」)
ぶっ飛んだ設定とまったく先の読めない展開。ショートショート界に爆風を吹き込んだ異才が放つ22編!
無限の玄/風下の朱
作品情報
「無限の玄/風下の朱」は古谷田奈月さんによる作品。
2019年に初版が発行されました。
あらすじ
第31回三島賞受賞作「無限の玄」第159回芥川賞候補作「風下の朱」
W収録! 超弩級の新星が放つ奇跡のカップリング小説集
死んでは蘇る父に戸惑う男たち、魂の健康を賭けて野球する女たち――
清新にして獰猛な赤と黒の物語はいまスパークする!
おもろい以外いらんねん
作品情報
「おもろい以外いらんねん」は大前粟生さんによる作品。
2021年に初版が発行されました。
あらすじ
幼馴染の咲太と滝場、高校で転校してきたユウキの仲良し三人組。
滝場とユウキはお笑いコンビ<馬場リッチバルコニー>を組み、27歳の今も活動中だが――。
優しさの革命を起こす大躍進作。
静かに、ねぇ、静かに
作品情報
「静かに、ねぇ、静かに」は本谷有希子さんによる作品。
2018年に初版が発行されました。
あらすじ
海外旅行でインスタにアップする写真で"本当”を実感する僕たち、ネットショッピング依存症から抜け出せず夫に携帯を取り上げられた妻、自分たちだけの"印”を世間に見せるために動画撮影をする夫婦――。SNS短編3部作。
スヌーピーの父 チャールズ・シュルツ伝
作品情報
「スヌーピーの父 チャールズ・シュルツ伝」は著:デイヴィッド・マイケリスさん、訳:古屋美登里さんによる作品。
2019年に初版が発行されました。
あらすじ
「PEANUTS」を何倍も楽しむための必読書!
世界中で愛される漫画を終生描き続け、桁違いの成功を収める一方で、常に劣等感に苛まれていた天才漫画家。
その生涯を、手紙やメモなどを含む秘蔵資料と親族・関係者への取材により描き出す。
作者の人生と重ね合わせることで漫画の隠された意味を解き明かし、アメリカで大きな話題を巻き起こした決定的評伝!
「私の漫画を毎日読んでいる人なら、私のことがわかるはずです。私がどういう人間か正確に知っていますよ。」
――チャールズ・モンロー・シュルツ
「シュルツが他界した後だからこそ、デイヴィッド・マイケリスはシュルツ家が所蔵していた膨大な資料の山のなかに分け入り、図らずもその「暗」の部分を掘り下げていくことができた。そうした「陰翳」の部分を明らかにすることで、マイケリスは『ピーナッツ』がこれまでの漫画とは違う光りを放つ作品であることを証明している。」 (訳者あとがきより)
銀色の青
作品情報
「銀色の青」は笑い飯 哲夫さんによる作品。
2018年に初版が発行されました。
あらすじ
「野球部のエースに、たかが100円返せなんか、おれみたいなやつは言ったらあかんような気がするねん」
ある日、野球部のエースに100円を貸した控えの部員・田中清佐(きよすけ)。
それをきっかけに、恋も、友人関係も、少しずつ壊れ始める…
泣けて、驚いて、笑える初めての読後感が押し寄せる青春小説。「衝撃の大どんでん返し」
と書店員さんたちが口々にした結末とは――
文豪作品を愛する稀代の漫才師、初の青春小説。
アメトーーク!本屋で読書芸人(2023年4月20日放送回)で紹介された本
僕の心臓は右にある
作品情報
「僕の心臓は右にある」は大城文章(チャンス大城)さんによる作品。
2022年に初版が発行されました。
あらすじ
いじめられっ子だった尼崎時代、東京での地下芸人時代、チャンス大城がはじめて語る、あなたの想像を超えてくる実話。
芸歴30数年の芸人、チャンス大城。本名、大城文章(おおしろ・ふみあき)47歳。
長すぎる雌伏のときを超え、今、お茶の間の記憶に残る男としてTV出演急増中。
テクニックに長けたお笑いを魅せる芸人が多いなか、「このひとなんだ!? また見たい!」と思わせる男。彼の常軌を超えた発想と行動はどこから来るのか?
「濃ゆい町」尼崎で育ち、東京で生き抜いてきた自らの半生をはじめて語る。
とんでもない人生なのに、読むとなぜか元気になる。
笑って泣ける、赤裸々すぎる半生記。
Aマッソ 加納さんのコメント
加納さんはこの本について、「いろんな芸人のエッセイ本を見たが、群を抜いて面白かった」と仰っていました。
昨今芸人のエッセイブーム。
私も結構いろんな芸人のエッセイ本読みましたけど、結構群を抜いて面白かったのがこのチャンスさんの本なんですよ。
幼少期の貧乏エピソードとか、NSCの時の話とかを書いてらっしゃるんですけど。
とにかくやっぱエピソードがえぐすぎるっていう。
(略)
その中でも若干いい話とかもあって。
定時制高校通ってた時に、昼に同じ席使ってる女の子と机の上で文通したみたいな。
あとクワバタりえさんとお付き合いされてた時の話もあります。
出典 : https://tver.jp/episodes/epgtjosgvb
君のクイズ
作品情報
「君のクイズ」は小川哲さんによる作品。
2022年に初版が発行されました。
あらすじ
『Q-1グランプリ』決勝戦。クイズプレーヤー三島玲央は、対戦相手・本庄の不可解な正答をいぶかしむ。
彼はなぜ正答できたのか?
真相解明のため彼について調べ決勝を1問ずつ振り返る三島は──。
一気読み必至!
鬼才の放つ唯一無二のクイズ小説。
Aマッソ 加納さんのコメント
加納さんはこの本について、「蛍原さんにおすすめしたかった」「クイズ番組で1文字も言われず回答して優勝出来たとこから、なぜ回答出来たか推理していく話」と紹介していました。
これは蛍原さんにおすすめしたかったんですけど。
クイズ番組の最後決勝戦で、一文字も言わずピンポンって押して正解して優勝した、っていうところから始まるんですよ。
なぜ答えれたか、っていうのを推理というか。遡っていくという。
出典 : https://tver.jp/episodes/epgtjosgvb
おいしいごはんが食べられますように
作品情報
「おいしいごはんが食べられますように」は高瀬隼子さんによる作品。
2022年に初版が発行されました。
あらすじ
第167回芥川賞受賞作。
「二谷さん、わたしと一緒に、芦川さんにいじわるしませんか」心をざわつかせる、仕事+食べもの+恋愛小説。
職場でそこそこうまくやっている二谷と、皆が守りたくなる存在で料理上手な芦川と、仕事ができてがんばり屋の押尾。ままならない人間関係を、食べものを通して描く傑作。
笑うな
作品情報
「笑うな」は筒井 康隆さんによる作品。
1980年に初版が発行されました。
あらすじ
タイム・マシンを発明して、直前に起った出来事を眺めるというユニークな発想の『笑うな』。夫の目前で妻を強姦する制服警官のニューロイックな心理『傷ついたのは誰の心』。
空飛ぶ円盤と遭遇したSF作家の狼狽ぶりをシニカルに捉えた『ベムたちの消えた夜』。
ほかに『赤いライオン』『猫と真珠湾』『血みどろウサギ』など、スラップスティックでブラックな味のショート・ショート34編。
嫌いなら呼ぶなよ
作品情報
「嫌いなら呼ぶなよ」は綿矢りささんによる作品。
2022年に初版が発行されました。
あらすじ
「一応、暴力だろ。石でも言葉でも嫌悪でも」。妻の親友の家に招かれた僕。だが突然僕の行動をめぐってミニ裁判が始まり……心に潜む “明るすぎる闇“に迫る綿矢りさ新境地! 全4作収録
Aマッソ 加納さんのコメント
加納さんはこの本について、「浮気を糾弾された夫の心模様を一冊にまとめた本」と紹介していました。
友人夫婦の家にごはんに呼ばれるんですよ。ただその目的というのが、夫の方の浮気がバレて、友達全員で糾弾しようという会だったんですね。
ただその夫は全く反省してなくて、ずっと心のなかで言い訳してる、その心の模様が一冊になってるという。
出典 :https://tver.jp/episodes/epgtjosgvb
アホウドリの迷信
作品情報
「アホウドリの迷信」は岸本佐知子さん、柴田元幸さんによる作品。
2022年に初版が発行されました。
あらすじ
翻訳家・岸本佐知子と柴田元幸が贈る、海外短篇小説アンソロジー。
日本にまだあまり紹介されていない英語圏の8作家による10篇を精選。 対談「競訳余話」も収録。
文豪たちの悪口本
作品情報
「文豪たちの悪口本」は彩図社文芸部による作品。
2019年に初版が発行されました。
あらすじ
文豪と呼ばれる大作家たちは、悪口を言うとき、どんな言葉を使ったのだろうか。
そんな疑問からできたのが、本書『文豪たちの悪口本』です。
選んだ悪口は、文豪同士の喧嘩や家族へのあてつけ、世間への愚痴など。随筆、日記、手紙、友人や家族の証言から、文豪たちの人となりがわかるような文章やフレーズを選びました。これらを作家ごとに分類し、計8章にわたって紹介していきます。
川端康成に「刺す」と恨み言を残した太宰治、周囲の人に手当たりしだいからんでいた中原中也、女性をめぐって絶交した谷崎潤一郎と佐藤春夫など、文豪たちの印象的な悪口エピソードを紹介しています。
文豪たちにも人間らしい一面があるんだと感じていただけたら、うれしく思います。
Aマッソ 加納さんのコメント
加納さんはこの本について、「いろんな文豪の悪口をまとめた本」「最後の谷崎潤一郎と佐藤春夫が1人の女性を奪い合うやり取りがなかなかで」と紹介していました。
まさしくそのいろんな文豪たちの悪口を切り取って(まとめてる)。
意外と太宰治が北斗の拳みたいなこと言ってたりとか。「お前はきっと先が長くないにちがいない」とか。
(略)
最後が中々だなーってのがあるんですけど。谷崎潤一郎と佐藤春夫。
この2人が1人の女性を巡って揉めます。谷崎潤一郎の妻を奪おうとするんですよ。
そこでの全部の手紙のやり取りが載ってます。
この記事を書いた人
Bookfun管理人
2023年3月より漫画や小説等、本の情報を届けるメディア、Bookfunを運営。
ソース元を可能な限り明記し、信頼出来る記事作成を心がけています。
このメディアを通じて良い本と巡り合えたら幸いです。